鍼灸温熱治療院
“神楽坂・エコパオ”のつぶやき日記
もっとも身近な自然界
“からだ”に聴く
今ココの感覚
じぶんを旅する、
からだ対話ブログ
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産後うつ、ある放心について
「娘を愛せない」
「泣いていても、抱っこする気になれない」

難産のあと
放心した彼女は
娘の顔を
まともに見る事ができなかった
と言った。

その後
愛されなかった記憶と
愛せない自分を重ねた彼女は

預けたままの我が子を
引き取る勇気がないと
泣きつづけた。

かける言葉も失ったわたしは
ただ、
そこにいるしかなかった。

周産期の体験が
そのヒトの人生に与える影響の
いかに大きいかを
日々おもう。

今年の秋に来る
ジュディスのワーク
日本では、まだないものだから。
何か助けになると、いいのですが。
http://kokucheese.com/event/index/314072/




 
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仮歯の憂鬱
からだに、仮なんてない。
いつも本気だ。

たとえば 型をとって
本歯が入るまで、樹脂の“仮”の歯をいれます。
“仮”ですよ〜というのは
ぼくらの思考、便宜上であって
からだにとっては(脳かな)
事実として、今ココの突然の異物混入であり
疑う余地もない。
さて、今からはこれなんだあ、と
受け入れ態勢を整える。

骨肉のあちこちで
微調整が起こって
そりゃあ不定愁訴もでる。

なんてカラダは
順応性、恒常性に
優れているのだろうか。

カラダは、いつも本気なんだ。

だから覚えておこう。そして、待ってあげて欲しい。
しばしの不定愁訴を。
若干の時間差を。
そう長くはつづかないから、
痛みとともに
いてあげてくれませんか。

 
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腐る、を愛でる
今、堆肥をつくっている

「エコパオ日和」に以前書いた
自然にカエル”くんをつかって
生ゴミをせっせと入れて
ぐるぐる回す。

室内でも臭わない
とはいえ、
やはり肥えた臭いがする。
いつしか屋外の雨のあたらないところに移動。
しかし、すでに
臭いと思わなくなっている
私がいる。

バナナの皮や、人参の尾っぽを観察しながら
入れても入れても嵩が増さない
ってことは少しずつ、
でも確実に分解されていってるってことで、
自然にカエルプロセスを
毎日毎日たしかめる。

いつしか鼻は慣れ
恒常的に
わたしは
醗酵、腐敗していくときの変化を
たのしく、いとしいものとして
受け入れるようになっていく。

流しの三角ゴミ入れの
多少ぬるっとしてきた底をみても、
いやな顔しない。

ああ、菌ら
生きとるんやなあ
なんてつぶやいたりもする。
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産道から、必死で出てきたんだ
今日来た、
生後3ヶ月の男の子。

患者さんの出産お祝いに
赤ちゃんの頭蓋仙骨法をやっています。
髄液の流れを促したり
天足法、なんかを伝授。

彼は、生後3ヶ月にしては
背骨の反りが大きくて
頸椎が右に傾きがちでした。

頭蓋を包んだ瞬間に
激しく泣き出した。
ああ、生まれる時
とてもたいへんだったんだ。
そして彼は、頑張った。
聞くと、3日がかりの難産だったそうです。

まるでそれを思い出したかのように
思いました。
お母さんも、頑張った。
ふたりで思い出して
しばし共鳴して泣いた。

よく来たね。
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周産期(妊娠22週から生後満7日未満までの期間のこと)の
トラウマケアという身体心理学的アプローチがあります。
(Pre- and Perinatal Psychology and Therapy)
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子供だって、円形脱毛症。
大人も子供も
パワーのある人ほど
受けたストレスの軋轢を
自分自身に向けるように思います。

他者を攻撃しない分
自分に向けるエネルギーが
静かに大きくて

そうして脱毛することで
おさめようとするのです。

今はすでに
解決しているのかもしれない何か
むしろ
3ヶ月くらい前の状況を思い出してみると
ストレッサーが見つかるかもしれません。

特に子供の円形脱毛症は
ストレッサーにたどり着ければ
患部の鍼治療とともに
ものすごいスピードで
治っていきますから、大丈夫。
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真っ赤なからだ
とにかく彼女は、怒ってた。
ある会社の、担当者・窓口対応の女子に。

身体中から
赤い熱のようなものを
放出してたんだ。

私はオーラが見えたりは、
しない。
でも、彼女の何かが
真っ赤に放射していて
こちらの身体が
熱くなるような感覚を、覚えた。

まあまあと
鎮める気にもならない。
だってそれは
っこんなにエネルギーって
はみでちゃうものなんだ
という実感が、すごく面白いと思ったから。

この瞬間の純粋体験の直前まで
私はある人との関係に悩んで
眠れぬ日々を過ごしてた。

しかし
何かに囚われる時
その真実はどうであれ

身体感覚は、ここまで呪縛されるんだ
と、感じた。

急にこだわりが
小さく萎んでいった。
そして、
別のアイデアが、浮かんだのだ。

明日、彼女にあうのが
怖くなくなった。

ありがとう、赤い人。
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忘れ、て癒えること
認知症の母は、
もう誰の事もわからない。
数年前に、父が亡くなったことも
自身が大腸がんの手術をしたことも
義娘が3人の子を残して亡くなったことも
なにも、知らない。
母の、苦しむ顔を見ずに済んだ。
ニコニコと微笑む、屈託のない母が
苦悩のない世界で
楽にいられていますように。
今が、しあわせで、ありますように。
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