鍼灸温熱治療院
“神楽坂・エコパオ”のつぶやき日記
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祝婚歌
二人がむつまじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと、気づいているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい

完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気づいているほうがいい

立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったりゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい(吉野 弘)

合掌。
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私も、コレ数日前に何かで見て、素敵な詩だな〜と
思っていました。(詩集、買わないで済んだ!)

「正しいことを言うときは、
少し控えめにする方がいい」ココ、1番すきだな〜!

私がこれまで見てきたご夫婦のなかで、先生ご夫婦が1番よい雰囲気ですよ〜!
いつまでもいつまでも仲良しでいてくださいね。
from. こばやし | 2014/02/01 16:45 |
1/20に亡くなった吉野先生の教え子だった方からいただいた詩でした。メモのままではもったいないと、記録しておきたくておもわず書いたの。直筆の書を見せてくださったのですが、包まれるような言葉が温かく、ときどきココに帰ってこようと思って。
from. とも | 2014/02/03 14:03 |
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