鍼灸温熱治療院
“神楽坂・エコパオ”のつぶやき日記
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認知症のずっと前に
「わたし、
 どんなんなっちゃうんだろう」

いつか聞いたことのある台詞
母が、うっすらと発症しはじめた時の口癖を
また別のひとから聞いた。

忘れていくとき
思い出せないことが度重なるとき
周囲よりも先に
もちろん本人が
圧倒的な不安に包まれているとき

「わたし、
 どんなんなっちゃうんだろう」
と、なんどもなんども言いました。

「大丈夫だよ」
「わたしもいっつもそう」

これは、たぶん
何の慰めにもならない、どころか
もしかしたら
孤立感を深めさせてしまうのかもしれない。

だったら、なんて言う?
いえ、どういう風に
隣に居たらいいんだろうか。

忘れるの、不安だね。
思い出せないと、イライラするね。

そして、長い長い不安のあとに
静かにゆっくり忘れていった。
あのプロセスを思い出すたび

目の前にいる
本人とその家族に
これから起こるであろう、旅の景色を
どのように説明して
説明しなくて
幸せでありますようにと
伝えていけばいいんだろう。
いや、伝えなくてもいいのか。

早めの通院と
日進月歩の投薬をすすめるのか、

しかし、そもそも
認知症とは
いったいなんなんだろう。

前世を忘れさせられる理由を思えば
やってられない何かを
今生で手放すしかない道
なのかなあ。
 
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